した方が良い遠回りもあると思えた

子どもの頃から憧れたものは叶えられるように挑戦してきた人生でした。BoAに憧れて小学校から大学までダンスを続けてきたし、新卒で入った会社も、就職活動で悩んだことをきっかけに、企業と人を繋ぐコーディネーターの仕事に憧れて入社したけど、配属されたのはコールセンターでした。もともとコミュニケーションの好きな私は、電話を介することに後ろ向きなイメージがありましたが、案外お客様から感謝されるシーンが多いことや、温度感の高いお客様からお叱りを受けることがあった際、物理的な距離があることで救われたり、この仕事の奥ゆかしさを感じたのを覚えています。後輩に研修を通じてお仕事を教えた際、未経験で不安そうな子の目が変わって行くのを感じたり、同じようにコールセンターがやりたいって言ってくれた時は、嬉しかったんですよね。

私だけのすごく強い武器を手に入れたような気持ちで、その頃には私もコールセンターの仕事が大好きでした。もっとこの仕事の良さを研修や面接で伝えられる人事になりたいと思い、転職活動を始めました。

ただ仕事を紹介しておしまい、にはしたくない

当時からコールセンターでもったいないと感じていたのが、まじめな子ほど、お客様からの言葉をそのまま受け止めてしまう事が多い、という点です。いかに企業とその人に合ったマッチングができるかも大事ですが、どちらかというと経験を活かすことでその後のフォローに力を注ぎたいと考えて、現在はGWCでコールセンターを中心に人材コーディネーターとして活動しています。お客様からの言葉も「割り切ってしまえば楽」なんて、簡単に言えればと思うけど、話を聞いてみると、自分起因ではない事の方が圧倒的に多いことも知っているので、私はまずその子の話をちゃんと聞いてあげたいんですよね。覚える事の多いコールセンターだからこそ、はじめは焦ってしまうことが多いのですが「重点的にここだけはしっかり」って反対に割り切ってあげたいと思うんです。

「かけてもらえた言葉を、今度は後輩に伝えていきたい」と、私みたいにマネジメント側を目指す後輩も出てきてくれたのが最近あった嬉しかったことです。改めて人の成長を応援するのが好きなんだなと思いましたし、先輩にしてもらえたことを後輩に返していく、はじめのきっかけ作りになれたなら、良い仕事をしたのかなと…！

誰よりも新卒に近い位置で

この会社の好きなところは、年齢関係なく挑戦させてくれること。今度は新卒の方への窓口として、これまでの経験や会社の風通しの良さを伝えていきたいと考えています。その為に今は様々な面接に同席して、いろんな先輩の会社理解を取り込んでいるところです。ベンチャーらしく挑戦はさせてくれるけど、経験しなくても良い失敗をさせない教育や、それに付き合ってくれる先輩がいるのは非常に恵まれた環境だなと感じます。

もっとたくさんの人と話してみたいし、プライベートでも実現したいことがたくさんあります。これから出会う方々の、様々な「やってみたい」を聴かせて欲しいし、「こうしたらできるよ！」を一緒になって考えていきたいです。